
外国のICAO操縦士免許を日本の技能証明に切り替える方法
外国の操縦士免許を日本の技能証明に切り替える手順を解説します。
ICAO加盟国が発行した免許であれば、免許切替えの基本的な流れはおおむね同じです。ただし、フィリピンやオーストラリアなど、一部の国の免許では、切替えの際に追加書類が必要になる場合があります。
1. 飛行時間の要件を確認する
まず、ご自身の飛行時間が日本の航空局(JCAB)の要件を満たしているかを確認することを強くおすすめします。最低飛行時間は、切り替える免許によって異なります。正確な基準は航空局の公式サイトで確認できます。現在の飛行時間で要件を満たすか分からない場合は、航空局に直接確認するのが確実です。
自家用操縦士(PPL)— 飛行機
最低年齢:17歳以上
総飛行時間:40時間以上
単独飛行時間:10時間以上
野外飛行:単独で5時間以上。そのうち、2か所以上の空港で中間着陸を行う270km(145NM)以上の飛行を少なくとも1回含むこと
夜間飛行:3時間以上。5回以上の離着陸を含むこと
事業用操縦士(CPL)— 飛行機
最低年齢:18歳以上
総飛行時間:200時間以上
機長としての飛行時間:100時間以上
野外飛行:機長として20時間以上。そのうち、2か所以上の空港で中間着陸を行う540km以上の飛行を少なくとも1回含むこと
夜間飛行:機長として5時間以上。5回以上の離着陸を含むこと
計器飛行:10時間以上
定期運送用操縦士(ATPL)— 飛行機
最低年齢:21歳以上
総飛行時間:1,500時間以上
機長としての飛行時間:250時間以上。そのうち野外飛行100時間以上
野外飛行:200時間以上
夜間飛行:100時間以上
計器飛行:75時間以上
正式な要件の全文は、国土交通省のウェブサイトをご覧ください。
2. 航空身体検査に合格する
日本の航空身体検査は、一般的にFAAの検査より厳しい傾向があります。第3種の検査は極端に厳しいものではありませんが、免許切替えのほかの手続きに取りかかる前に受けておくとよいでしょう。最初の段階で身体的な適格性を確認できます。検査を実施する医療機関は、航空医学研究センターの公式サイトで確認できます。予約方法については、以下のガイドをご覧ください。
3. 航空従事者学科試験に申し込み、受験する
操縦に必要な条件を満たしていることを確認したら、次は航空従事者学科試験の申込みと受験です。この試験では、航空局が求める知識を備え、日本の規則に従って航空機を運航する資格があるかを確認します。学科試験には正式な申請が必要です。詳しい手順は航空局の公式サイトをご覧ください。
また、Form 19を購入し、必要書類とともに航空局へ提出する必要があります。
4. 操縦士技能証明を申請する
学科試験に合格すると、合格を知らせる通知書が届きます。この書類は捨てないでください。技能証明の申請に必要です。
次に、このリンクから鳳文書林のForm 19-2を購入します。これは操縦士技能証明そのものを申請するための様式です。Form 19とは見た目が似ていますが、用途がまったく異なるので、間違えないようにしてください。Form 19と同様、Form 19-2にも記入・提出方法の詳しい説明が付属しています。途中で分からないことがあれば航空局に問い合わせてください。正しく記入できるよう、手順を案内してもらえます。
5. 航空無線通信士または航空特殊無線技士の試験に申し込み、受験する
申込みの流れ、必要書類、試験の準備については、以下のガイドで詳しく解説しています。
6. フライトクラブに入会する
必要な試験にすべて合格し、航空身体検査証明が有効であることを確認したら、次はフライトクラブへの入会です。
入会方法については、以下のガイドをご覧ください。
7. いよいよ飛行へ!
すべての試験を終えてフライトクラブに入会すれば、いよいよ飛行に出かける準備が整います。
楽しいフライトを! 🛫